命を取られてないのがせめてもの救いか。 主人公は、なんと猫です! 三毛猫のホームズが事件の謎を推理し、飼い主であるダメダメ刑事の片山義太郎にそれを伝えようとさまざまな行動をします。 作中にちりばめられているコーヒーについての豆知識も、くどすぎずさらりと読めてしまう、不思議な魅力を持っています。
9(ちょっとくらいええよな?) 手を伸ばして、髪に触れてみる。
二人で年越しやな」 俺はそう言うと、さっきまで4人で過密状態だったこたつに足を入れた。
トントンの目の前にはいつもと変わらず書類の山があった。 餌代を稼ぐため、その店でアルバイトを始めるが、対人恐怖症の翼は接客ができない。 だから、ぼくはこんな苦労をしてきたんだよ」 『夏への扉』より引用 リッキイからの逆プロポーズへのダンの返事です。
2決して凝ったミステリーではありませんが、ミステリーとともに人間ドラマを楽しみたい方におすすめです。
越谷オサムさん『』 あらすじ 交通広告代理店で営業マンをしている奥田浩介は、新規クライアントとの打ち合わせで幼馴染み、渡来真緒と十年ぶりの再会を果たす。
その後、1963年、1965年、1971年、1979年、2000年、2009年、2010年と、幾度にもわたり文庫化、再訳、新装版などが出版されています。
7苦手な方はバックしましょう。
トラネコはトラと名乗り、林太郎を3つの迷宮へ連れて行きます。
1970年12月3日、飼い猫のピートとともに酒場でスコッチをあおったダニエルは、窓越しに見えたネオンサインに引き寄せられる。
9仕事を失くした青年と、そんな青年の願いを叶えるべく彼のもとを訪れてきた猫との心温まる交流 「ン飯友」 かつて飼っていた猫に会えるというウワサがある、ちょっと不思議なホテルにまつわる物語 「白い花のホテル」 猫飼い放題をうたう町で出会った、猫があまり得意じゃない彼女と彼のせつない恋 真堂樹「クロニクル」 猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情をめぐるアレコレ 梨沙「縁切りにゃんこの縁結び」 後に猫へと生まれ変わり、妻に飼われることになった男の生活 「神さまはそない優しない」 の人気作家陣が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。
「僕はサトルの言ったいろんな赤を一生覚えておこう」 『旅猫リポート』より引用 ずっと一緒にいて欲しいと泣きじゃくったりせずに、最初から真実を受け止めてサトルについていくナナのひたむきな姿に胸が熱くなる作品です。
今回ご紹介した小説たちを通じて、登場する猫たちに和み、そして時には深く考える、そんな時間を設けてみてください。 そう来たか、と読者を思わせる理路整然とした謎解きは、鋭い切れ味を持っています。
11本音じゃない。
いかがだったでしょうか。
大きな事件や解かれるべき謎はありませんが、章ごとにどこか気づかされるものがあることは確かです。 苦手な方、意味がわからない方はブラウザバックを推奨いたします。
11猫好きな人、動物好きな人へおすすめの本たちです。
2008年発行、2011年に文庫化されています。
ミステリー、SF、ファンタジーなど、さまざまな要素が盛り込まれた作品。 本家の『吾輩は猫である』を読んでおくと、物語をより楽しめますよ。
黒猫をパパ、と呼んでいた幼い日の彼女は、どんな気持ちで木箱を作ったのか。
そのお店のオーナーである秀司はのんびりとした男性で、時計を直すことでお客さんの欠けた思い出のピースを埋めてくれる人でした。