「りあむサン? いますか?」 返ってくる声はない。 上司の真田からのセクハラを避けながらも仕事に励むが、盗撮趣味の彼にニューハーフであることを知られてしまう。
8だと言うのにダンスの上手さは自分の方が上。
今日はりあむサンと二人でダンスレッスン。
あの時もう決めゼリフみたいになってる『オタクどもチョロいな!』を観客の前で言ってたんだよね。 気持ち悪いくらい努力出来る、……いや自分の努力を努力と思えない異常さ。
5自分からしてみれば真剣にやってる人に対して失礼だと思うし。
夢を消せば 夢番地は無効となり見られない状態に戻せる。
「うぅ……ぼく本当にやんじゃうよぉ……」 なんて言いながら、りあむサンもよろよろと立ち上がる。 何か言いにくいことなのカナ。 あとついでに飲み物も持ってきますので、その間に床の掃除をしておいてくださいね」 「な、なんだよあきらちゃん! ツンデレかよ! ぼくのこと大好きかよ!」 「……」 「ごめんなさいだからぼくをそんな目で見ないで! やむやむのやむ!」 両手で頭を抱えるりあむサン。
4しかもノンストップ。
Switch Online 有料 に加入しないと、夢見は行えないので注意しよう。
そんな気がしてならない。
どっちも丁度二十点だ。
「やむやむやむぅぅぅ!!! めっちゃやむ! バカじゃないのオタクども!」 「りあむサン、ちょっと落ち着いて」 「だってぼくが三位だよ!? 二百人弱居て三位だよ!?」 「十分凄いと思いますケド……」 「凄くないの! ぼくなんかが三位とか見る目なさすぎだろ! 乳か! そんなに巨乳が好きかオタクども!」 事務所で暴れ回るりあむサン。 今度は自分の前で膝をついて服にしがみつく。 ダメもとでドアノブに手を掛ける。
19でもやっぱり一度は行っておかなきゃダメだよね。
2 「りあむサンは何でアイドルになろうと思ったんデスか?」 ある日の午後のレッスンが終わった夕方。
ぼくだったら間違いなく突っ込まれて炎上だコレ。 なぜなら既に一つテレビの仕事をもらっているから。 りあむサンにあって自分にない部分は、確かにそこにあった。
何も心配する必要なんてない。
「あのね! アイドルは凄いんだよ!」 「は、はい」 「現地のライブはこう、心臓にぎゅんって来てね! ぼくみたいに胸がデカくても感じるんだから、あんまり胸がデカくないあきらちゃんはもっと感じると思うよ!」 「胸の大きさは関係ないデショ……」 まあアイドルのライブなんて行ったことないからわからないケド。