コペルニクス的転回の一つ目の意味は 「見方や考え方などが180度変わることの比喩」 です。
しかしながら、細部を理解するのはなかなか難しい。
問いは、「人生」から「この自分自身」へと向かって、毎日毎時、ひたすら矢のように飛んできているというのである(「矢のように」という表現は私が補ったものであり、フランクルは用いていない)。
すなわち、人生に対してつねに応答責任を果たす態勢になっているbeing responsibleことによってのみ、人間は人生に応答するrespondことができるのである。 カントはそこを問題にしました。 そして、この「コペルニクス的転回」こそが、カントにとって、まさに新しい哲学を生み出す「方法」だったのであり、それによって、カントの哲学は、従来の哲学から区別された画期的な哲学となり得たのでした。
14204• しかしもちろんそれは暗黙裏であって、明示的には表明されていない。
問題解決学習の論理がデューイの発達心理学理論に根拠を置いていることは、知識として知っておいて損はしないかもしれない。
フランクルは、人生の意味を探求するときに、「自己中心的な観点」から「世界中心的な観点」へと切り替えることを提唱しているというのである 28。 これはまさしく、『7つの習慣』でいう インサイドアウトアプローチに他なりません。
335 雨宮 2008 , p. 」68-69頁 ここでは、言語というものが「思想を表現する手段」としてよりも、他者とコミュニケーションを図る手段として、より重要な地位をあたえられている。
諸富の解釈は、フランクルが当該箇所で言いたかったことを簡潔に表現したものである。
(ただ,私は哲学を専攻しているわけではないので,詳しくは大学の先生等に聞いてみられるのがよいのではないでしょうか). 旧訳は刊行以来長く読み継がれてきたもので、これまで無数に引用されてきた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Leben heist letzlich eben nichts anderes als: Verantwortung tragen fur die rechte Beantwortung der Lebensfragen, fur die Erfullung der Aufgaben, die jedem einzelnen das Leben stellt, fur die Erfullung der Forderung der Stunde. ここが決定的に違う。
地動説の欠点 でも、地動説が広く信じられることはできませんでした。
デカルトにおいては、「客観」が「心に映し出されたイメージ」という意味を持っていたために、「相対主義」や「独我論」が引き起こされました。 知っている方はその理解を少しでも深めていただき、知らない方は少しでも意味を知っていただきたいと思っております。
14おお、同時に客観まで現代と同じ用法になった……。
」 すなわち、カントがもっとも大切だと考えたのは、「誰か」の哲学を学ぶことではなく、自らが、自らの力で考え、自らの哲学を見つけ出す(=哲学する!)ことだったのです。
そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである。 雨宮の解釈は、山田とはまた異なった視点からなされており、シロニスの解釈ともまったく異なっている。
19そしてフランクルは、この後者の「つねに応答責任を果たす態勢になっているbeing responsible」という「応答責任性responsibleness」にこそ、人間存在のあるべき姿の核心を見るのである。
そして、人間は自分自身の人生に 対して応える answering for his own lifeことによってのみ人生に応えるanswerことができる。
自分の生、自分が生きているということは、自分の働きというよりも、根本的には大きな生、大きないのちの働きである。 惑星は、逆行といって、反対に動くような複雑な動きをしますが、地動説では、その逆行を説明することができるという大きな利点があったのです。 この学習指導要領の姿勢が、果たしてデューイ理論を基礎とする戦後教育改革に対して加えられた「這い回る経験主義」という批判を乗り越える可能性を持つのかどうか、学習指導要領自身は何も述べていない。
10。
「キミたちは、私から哲学を学びはしないだろう。
34 同趣旨の見解は、山田の『フランクルとの〈対話〉』(2013年)においても語られている。 平たく言いますと… たとえば、ここに一つのリンゴがあったとします。 」がイタリックになっておらず、そのかわりに「wir」「von uns」が隔字体になっている。
9さらに次のパラグラフで、この問いを問われている者、応答責任を負っている者とはいったいどのような者なのかについてクリアーな答えが書かれているのでそれを私訳してみたい。
引用するときにはかならずPDF版をご参照ください。