親戚のおばさんの家でお世話になるも、理由をつけて学校に行こうとはせず、仕事もしない。
清太は畑から野菜を盗んだり、どうにかして節子におなか一杯食べさせてあげようとしますが、節子が栄養失調で倒れをてしまいます。
人は社会から孤立しては生きられない 助け合い、寄り添いあい、思いやりあう気持ちを忘れたら 生きてはいけない。
清太が現実の厳しさから目をそらし、刹那的な楽しさを優先させるのは、節子と海で遊ぶシーンでも同様です。
お父さんの海軍関係のツテに頼るという方法もあったでしょう。
前編通して飯を食うシーンが印象的。 川辺の防空壕での生活 清太は、母が残してくれていた7,000円で家財道具を買い、リヤカーに積んで、川辺にあった防空壕で節子と二人で生活をするようになりました。
10やがて、母は息を引き取り、清太と節子は西宮にいる遠縁の未亡人の家に引き取られるようになったのでした。
自身の恋愛エピソードも盛り込んだ『東京百景』 又吉は先日、文庫版の『東京百景』を刊行した。
今も日本ではない世界中で戦争が起きています。
そんなんやったらもっとちゃんとしといたらよかったっていう。
スポンサーリンク 節子と清太が亡くなった理由は? 4歳という若さで息を引き取った節子。 生きていくために何がどれくらい必要か、何をしなければならないか、という感覚がまだついていなかったのです。
12それがどんどんカレートしよって、少年院や。
そんな日本があったことを忘れてはいけないと思います。
しかし、その時、節子は既にスイカを食べる力も失っており、やがて息を引き取るのでした。 空襲が終わり自宅に戻るとそこは何もない焼け野原だった・・・清太は、避難所にいる母に会いに行きます。 相方を含めた当時の自分のことも書いた「ピース」が『東京百景』の中のいちばん長い章になっていると思います。
19作品名:いつでもくじけない 書名:ぼくのおねえちゃんはビリだぞ. つまり本当の亡くなった原因というのは栄養失調というのもありますが、この有害物質により原因の方が大きいと考えられます。
栄養失調からかどんどん衰弱する節子。
やっぱり戦争ってこういうもんだったんだなあと、戦争の悲惨さをキリキリと痛感していたところ 幼い節子と兄清太は意外にものんきに元気に力強く生きている。
18それが戦争という極限状態で、如術に現れたのかもしれません。
その周りを蛍がピカピカ点滅しながら、飛び交います。