映画『パッセンジャー』の私的な感想―オリジナル脚本に込められていた本当のテーマ―（ネタバレあり）
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かなり、ネタバレに近いタイトルにしたが、これは序章。
15スタートレック・シリーズの作家でもあるジェリー・ソウルの「Death in Transit」でも同様のシチュエーションが描かれているようです。
オーロラはバーテンダーアンドロイドのアーサーから｢あなたを目覚めさせたのはジムだ｣と聞かされてしまいます。
上映時間 116分• 作品の中で、ドイツ軍の難攻不落とされた暗号化無線機「エニグマ」の解読に成功したチューリングは、 MI6らと熟慮した結果、解読したことをドイツ軍に悟らせず、決定的な局面だけで情報を活用するため、直近の局地戦での友軍達の危機は知っていて敢えて放置します。 孤独であったジムはオーロラの美貌とデータファイルにあったメッセージに好奇心を興味を持津ようになりました。 だが、2人が船内での恋人の生活に慣れ、ジムがオーロラへプロポーズする直前、アーサーがオーロラに、ジムが故意に彼女を目覚めさせたと告げてしまう。
4自分以外の誰も冬眠から目覚めていないのです。
「眠り姫」をモチーフにするも消化不良な結末 本作品のヒロインの名前は「眠り姫」の主人公と同じく「オーロラ」です。
🔵物語の導入の仕方は面白い。
エミール・ハーシュ主演の『ダーケストアワー 消滅』や リドリー・スコット監督の『プロメテウス』、最近では『ドクター・ストレンジ』（共同脚本）も担当するなど、SF作品で非常に定評がある脚本家ですね。
今回はたまたま宇宙船というシチュエーションだったが無人島に置き換えたとしても同じだろう。
原作と制作総指揮は『』の、監督は『』『』のが担当。 美しいデザインや壮大なセット 出典： 劇中ではオーロラが大きなプールで泳ぐシーンがあり、このプールが重力ロスのエラーで無重力状態になる場面は、並みの表現ではありません。 地球へ助けを求めるメッセージを送るも返事が届くまでに約55年を要し、乗組員ではない植民者のジムは宇宙船のコントロールにアクセスすることもできない。
5クルーのガスは、乗客のジム達もよりも船の構造に詳しい。
そんな中、アヴァロン号の故障が停電を起こすほど深刻な状態に陥り、冬眠ポッドの故障から甲板長のガス（ローレンス・フィッシュバーン）が目覚める。
商品名 パッセンジャー ４Ｋ ＵＬＴＲＡ ＨＤ ＆ ブルーレイセット 品番 UHB-81101 JAN 4547462112736 リリース日 2017年8月2日 価格 7,480円（税込） メディアタイプ• 設備の整った客船内をジムやオーロラが歩き回ることにより、 観客もこの宇宙旅行を身近に感じ疑似体験ができるような仕組みなのです。 そもそも映画としてダメ ここまでボロクソに言うとは思ってもみませんでしたが、最後に１つ言うとするならば、映画としてもダメダメ。 一人の人生を奪う行為に共感できない声 『パッセンジャー』の公開後は、主人公 ジムの取った行動が許されるべきものではないという意見 が目立ちました。
10しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。
それでも残り香のように漂う僅かなその 余韻は、この作品の全編から零れている。
あれに閉じこめられたら逃げられないな。 そしてジムは、かつてできなかったオーロラへのプロポーズをし、オーロラは受け入れ、2人で星の旅を生き続ける。
17今作の中でも、地球に住むオーロラの友人が彼女に宛てた映像メッセージにあったように、「 理想より目の前の現実を受け入れる」といったアドバイス。
僕個人としては、ジムの行動は確かに許しがたい重大な犯罪的行為だけど、その後身をもって贖罪が完了しているので、映画ラストでオーロラが彼を許したのは妥当だと判断しました。