また海洋生物がプラスチック製品を餌と間違えて取り込んでしまい、それが体内で消化されないため内部を傷つける、あるいは腸閉塞を起こして死んでしまうといった事例もあります。 ゴミの捨て方は確実、適切に ポイ捨てされたごみ、特にレジ袋などの軽いゴミは飛ばされて簡単に海まで運ばれてしまいます。 新たに大量のプラスチックごみを受け入れるとなると、新たな設備投資が必要になります。
14材料・ケミカルリサイクルの限界 リサイクルのうち材料リサイクル(マテリアルリサイクル)は、廃プラスチックから他の樹脂製品にリサイクルしたり、ペットボトルから再度ペットボトルを作ったりすることです。
「海洋プラスチック憲章」の内容(一部)• すると、今度は、かさばるプラスチックごみによって、処分場の逼迫が問題になっていったのです。
2019年度には、254件もの団体から応募があった。
プラスチック製ストローの使用を控える• ところが、課長は「たった5,000万円か。
でも、乳幼児のいる家庭で紙おむつがまったく使えなくなったら、お世話をする人の負担が重くなってしまいます。 その後、日本の廃プラスチックは東南アジアや台湾へ輸出されるようになりましたが、これらの国・地域も2018年以降、輸入制限を決めています。 アジア太平洋地域でのプラスチックごみによる年間の損失は、観光業年間6. 京都府の亀岡市は事業者に対し、レジ袋の有償無償を問わず、提供を禁じる条例の施行を目指しています。
しかし、地球温暖化や海洋汚染の影響で、海の豊かな生態系が壊れつつあります。
・リサイクル(Recycle)=徹底的に再生産に回すこと。
遠い極域の海にも、プラスチック汚染は広がっているのです。 世界中で年間800万トンの海洋ごみが発生しており、いずれごみの量が魚を上回るかもしれない• その後、セルロースからはレーヨンが発明され、20世紀に入ると次々と新しいプラスチックが開発されていきます。
3コザール氏は、「北極海がデッドエンド(どん詰まり)だ」と言っています。
筆者は6歳の息子と、親子で取り組める海洋プラスチック問題の対策アクションプランを考えました。
これは、海などに捨てられたプラスチックが、波や紫外線の影響を受けて、5mm以下にまで細かく砕かれたものを意味します。 どうすれば社会的なインパクトを抑えつつプラスチックを減らせるのか。 どれも 少しの行動や意識の変化でできることであり、取り組みやすい方法でもあります。
15ごみとして廃棄される約半分もこうしたパッケージ類だといいます。
しかし近年では、インドネシアで植物由来のプラスチック袋の開発が進むなど、変化も見られ始めています。
こうした有害な化学物質を含むマイクロプラスチックが海の生き物の体内に取り込まれ、海の食物連鎖がくり返されることで濃くなってしまうのではないかと心配する意見もあります。 天然繊維は生分解されるため、環境にマイクロプラスチックが蓄積される原因になることはありません」 「耐久性、リサイクル可能性、環境に優しい手入れ(洗濯頻度の低さ、洗剤や柔軟剤の使用量の少ない低温での洗濯)などの点で好ましいウールの特質は、マイクロファイバーが環境内に放たれるのを最小限にするためにふさわしいのです」 出典: 天然繊維が全て環境にやさしいとは言えませんが、上記の内容から少なくとも ウールは、繊維自体も環境に影響がなく、使っていく上でも環境にやさしい素材であることが分かります。 この焼却という手段は持続可能ではなくCO2を排出するのでSDGs達成へ向けて減らしていくべき方法です。
13小誌の取材に対して憤るのが、レジ袋を日本で初めて開発した中川製袋化工(広島県大竹市)の中川兼一社長だ。
日本財団・笹川陽平会長の姿も(後方右から4人目) 自動回収機によるペットボトルの新しい回収スキームを構築 日本財団とセブン-イレブン・ジャパン株式会社、行政の連携により、セブン-イレブン店舗への自動回収機設置によるに取り組んでいる。
そして、前述しましたように、これらのプラスチックは自然界の中で、半永久的に完全に分解されることなく存在し続けます。
日本では、プラスチックごみを分別回収し、プラスチックをリサイクルする社会の仕組みもできています。
海で発生する海洋プラスチックは、陸上からの物と比較すれば多くありません。
日本のプラスチックリサイクルの課題 1. SDGsとは、 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。 レジ袋規制が始まった2020年7月に『海洋プラスチックごみ問題の真実』(DOJIN選書)を上梓。
10できるだけ包材の少ない商品を選ぶ 食品・日用品・雑貨などを購入するとき、できるだけパッケージがシンプルでゴミを出さない商品を選びましょう。
日本財団と連携し、神通川支流などでごみ流出のメカニズムを調査したほか、子どもたちが海洋ごみについて学ぶモデル授業なども展開。