除外診断が必要となる類似疾患• 2014年の日本神経学会用語委員会による改訂案では「クロイツフェルト・ヤコブ病」への変更が示されている。 異常プリオン蛋白質のへの沈着が原因であるとの仮説が有力である。
17DWI ではFLAIRやT2WIよりも早期に、 病状の増悪に一致して ミオクローヌスの出現とほぼ一致 出現 する。
GSSは小脳性失調とその後の痴呆を特徴とする。
パーキンソン症候群• 次の図は、英語の CJD の定義の 1 つを示しています: クロイツ フェルト ・ ヤコブ病。 f 大脳と小脳の全体にわたって海綿状変化と広範なプリオン蛋白陽性の花弁状クールー斑 表1. 孤発性プリオン病と鑑別を要する疾患 ・ アルツハイマー病 ・ 非定型アルツハイマー病 ・ 前頭葉・側頭葉型認知症 ・ 脳血管障害 ・ パーキンソン痴呆症候群 ・ 脊髄小脳変性症 ・ 認知症を伴う運動ニューロン疾患 ・ 悪性リンパ腫 ・ 神経梅毒 ・ てんかん ・ 脳炎、髄膜炎 ・ エイズ脳症 ・ 自己免疫性脳症 ・ 傍腫瘍性症候群 ・ 代謝性脳症(ウェルニッケ脳症、甲状腺疾患に伴う脳症、肝不全、腎不全、薬物中毒等) ・ 低酸素脳症 ・ ミトコンドリア脳筋症 ・ その他の原因による老年期認知症性疾患(大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺、レビー小体病等) ・ 内因性精神病 ・ 孤発性プリオン病以外のプリオン病 表2. ゲルストマン・ストロイラー・シャインカー病(GSS)と鑑別を要する疾患 ・ 家族性痙性対麻痺 ・ 脊髄小脳変性症 ・ アルツハイマー病 ・ 脳血管障害 ・ 脳炎、髄膜炎 ・ 自己免疫性脳症 ・ 傍腫瘍性症候群 ・ パーキンソン痴呆症候群 ・ 認知症を伴う運動ニューロン疾患 ・ 代謝性脳症(リピドーシス、薬物中毒等) ・ ミトコンドリア脳筋症 ・ その他の病因による老年期認知症性疾患(進行性核上性麻痺等) ・ GSS以外のプリオン病 表3. 家族性致死性不眠症(FFI)と鑑別を要する疾患 ・ 視床変性症 ・ 非定型アルツハイマー病 ・ 脊髄小脳変性症 ・ 純粋自律神経不全症(pure autonomic failure) ・ シャイ・ドレーガー症候群 ・ 脳血管障害 ・ 自己免疫性脳症 ・ 代謝性脳症(ウェルニッケ脳症等) ・ 悪性リンパ腫 ・ ミトコンドリア脳筋症 ・ 脳炎、髄膜炎 ・ その他の病因による視床症候群 ・ その他の病因による老年期認知症性疾患(進行性核上性麻痺、レビー小体病等) ・ FFI以外のプリオン病 表4. 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)と鑑別を要する疾患 ・ 内因性精神病 ・ 視床変性症 ・ アルツハイマー病 ・ 非定型アルツハイマー病 ・ 脳血管障害 ・ 自己免疫性脳症 ・ 代謝性脳症(Wilson病、ウェルニッケ脳症、甲状腺疾患に伴う脳症、薬物中毒、リピドーシス等) ・ 脳炎、髄膜炎 ・ 悪性リンパ腫 ・ 神経梅毒 ・ その他の病因による視床症候群 ・ 変異型CJD以外のプリオン病. 散発性CJDで観察される脳波の周期性同期性放電がみられず、脳の病変部に異常プリオンタンパクの沈着によるクールー斑などが広範にみられる等の特徴を有するもの。 異常プリオン蛋白からなるアミロイド斑を抗プリオンペプチド抗体によって免疫染 色した例(北大分子細胞病理、長嶋和郎教授供与)を示す (写真2)。
20孤発性CJDの多くは50歳以上で発症し、60歳代~70歳代に多くみられる傾向があります。
毎年100~200名の発病が確認されている• 日本では、年間70~150名程度の発病が確認されています。
脳委縮が認められる。 発病より数ヶ月で痴呆、妄想、失行が急速に進行し、筋硬直、深部腱反射亢進、病的反射陽性などが認められ る。 また、医療機関を受診するときには、必ずこの病気と診断されていることを医療機関に伝えるようにして下さい。
5患者の多くは50歳以上の高齢であり、若年層の症例はまれである。
米国以外の国では、臨床ガイドライン、診療基準、専門家の意見が異なる場合もありますので、ご利用の際にはご自身の国の医療情報源も併せて参照されるようお願い致します。
T1WIで淡蒼球や視床に軽度高信号を来す事がある。 病気と症状がわかる事典 関連項目 [ ]• (同病により死亡した) 外部リンク [ ]• 孤発性プリオン病は発生原因が不明とされています。 - による小説。
栄養の補給、関節拘縮、褥瘡、気道、尿路感染などに注意する。
2011年1月31日の東京新聞朝24面• (ア) 表2、3に掲げる疾患等の他の疾病を除外できる症例 (イ) 遺伝性プリオン病を示唆する家族歴がある症例 (ウ) 遺伝性プリオン病として臨床所見が矛盾しない症例 (エ) プリオン蛋白遺伝子変異が証明された症例 (オ) プリオン病に特徴的な病理所見を呈する症例、又はWestern Blot法や免疫染色法で脳に異常なプリオン蛋白を検出し得た症例 ・ 疑い(possible) 上記(ア)~(ウ)をすべて満たす症例 ・ ほぼ確実(probable) 上記(ア)、(ウ)、(エ)をすべて満たす症例 ・ 確実(definite) 上記(エ)、(オ)の両方を満たす症例 ウ 感染性プリオン病 (ア) 医原性CJD 弧発性プリオン病と同様の症状、所見を有する症例のうち、ヒト由来乾燥硬膜移植、ヒト由来角膜移植、ヒト下垂体由来の成長ホルモンやゴナドトロピンの使用等の既往がある症例。
アラビア語、デンマーク語、オランダ語、ヒンディー語、日本、韓国語、ギリシャ語、イタリア語、ベトナム語など、他の多くの言語で クロイツ フェルト ・ ヤコブ病 の意味が表示されます。 本マニュアルの内容は米国の医療行為や情報を反映しています。 感染症法における取り扱い (2012年7月更新) 全数報告対象( 5 類感染症)であり、診断した医師は 7 日以内に最寄りの保健所に届け出なければならない。
vCJDの患者の生検。
病理学的には、 著明な神経脱落とグリオーシスを伴う特徴的な 海綿状変性が、 皮質や基底核を中心に認められる、著明なびまん性脳萎縮を来すが 、 海馬は保たれる。
プリオンには感染性があり、感染性ヒトプリオン病としてクールー(Kuru)、(新)変異型CJD ((new)variant CJD, vCJD)、移植後CJD がある。 家族性CJDの場合、遺伝子の変異部位によって症状が少しずつ異なりますが、孤発性CJDと類似した症状が現れます。
専門医による治療はもちろんですが、心理カウンセラーや医療ソーシャルワーカー、家族性CJDの場合には臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーなど、さまざまな専門家との連携をはかり、患者さんとそのご家族に対する社会的支援を行うことも大切です。
2011年1月31日の東京新聞朝24面 参考文献 [ ]• 近年、プリオン病またはTSE の感染性がクローズアップされ、社会的に認知された。