哲学者・鷲田清一 ［折々のことば］
そして、キリスト教の殉教者の不屈の精神に近い心境で一首を詠じてみずからをはげました。
6失敗の連続もかなわないが、成功の連続もあぶない話である。
29） この寝たきりのベッドの上からの呼びかけのことばの重みをかみしめたい。
師が設立した南フランスの仏教僧院プラム・ヴィレッジでの集会で、出席者の一人が、「どうしたら自分を大切にできるのでしょうか。 このようなことばは、いろいろな場面で、いろいろな人から言われてきたが、どこかで私たちは、きちんと受け止めておかねばならないのであろう。
14ともすれば謙虚さがなくなって、他人の意見も耳にはいらぬようになる。
悲しみがあるからこそ、高く舞い上がれるのだ。
野口英世に限らず、実は私たちすべてが、霊性向上を目指して「何かをやり遂げるために」自ら両親を選んでこの世に生まれてきたはずなのである。 「足るを知る」という短縮形で私たちも聞き慣れているが、もちろんこれは、欲がなく満足することを知っている者は心豊かに生きることができるという意味である。 いまはつらくてこんなんでもね きっとあなたのたからものになる だからゆっくりがまんして のりこえたなら まえよりおおきな あなたになれる [2015. やがて星野さんはクリスチャンになり、教会で結婚式をあげる。
14それがこの世に生まれてくることの目的であるといってよいであろう。
でも別に反応して行動する必要はない」と思われますし、「この人はいま幸福でないからあんなことをしたのだ」と思えますから、その人に対して思いやりをもち微笑むことができます。
冒頭のことばには、このような執筆体験も裏打ちされているのであろう。
一粒の麦もし地に落ちて死なずにあらば、ただ一つにてあらん。
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17] 10．盗まれても微笑んでいる者は盗人から少しでも取り戻す。
すぐに反応したりしないんです。 [2015. 草花の植生、歴史、それにちなんだ文学作品などを紹介する「花おりおり」。 「折々のことば」とは？ 「折々のことば」は、2015年4月から始まった朝日新聞朝刊1面のコラム。
聖書の記載では、このことばを口にしたとき、イエスは弟子ユダの裏切りにより、自分がまもなく捕えられて十字架にかけられることを知っていた。
[2015. 熱心なキリスト教信者であったが、「無教会主義」を唱えて、世の教会からは白眼視された。
