動かない方向でサスペンションを設定してしまうと、オフロードの走破性や乗り心地に影響を及ぼすし、そっちばかりを優先すると今度は高速域での直進性や操縦安定性に不満が残る。 であれば、高いパフォーマンスを発揮する素性は持っている。
11カイエンに比べて、車両価格は約100万円アップの1,115万円ですが、その差額を埋めてもあまりまる魅力を秘めたモデルとなっています。
」と世界を驚かせた初代カイエンのデビューは2002年だった。
「カイエンクーペ」に試乗! ポルシェ初となるSUVクーペ 2月の終わりの週末、都内でクルマを走らせていたら、短い時間に何台ものポルシェ・カイエンクーペとすれ違って驚いた。
一方、インテリアはほぼカイエンそのまま。
S ティプトロニックS 4WD• このモードが真価を発揮するのはおそらくサーキットか、かなり特殊な超高速ワインディングだろう。
トランスミッションは従来通りでZF製の8速ATとなる。
絶対的にはかつての4~5リッター級のパンチ力はあるわけで、積極的に踏んでいけば、いかにもよくできた後輪駆動ベースのトルクスプリット4WDらしい走りを披露してくれる。
もちろん、Bピラーから後ろやルーフはすべてカイエン クーペ専用の設計だ。
カイエン クーペの前後ヒップポイントは具体的にはカイエンより前席で約10mm、後席で約30mm低いという。
そのかいあって、クーペのボディやシャシーに専用の補強は基本的に行われていない。
日本には輸入していない「GX」やフルサイズの「LX」はクーペライクではないが、そこはあえて流した。 予めご了承ください。 ポルシェによると、カイエンシリーズ全体におけるクーペの販売比率はおよそ3割を見込んでいるというが、個人的にはもっと高くてもいいと思う。
固定式だが電動式ブラインドが備わるので、直射日光や冬場の寒さへの対策はきちんと施されている。
これらノーマル、スポーツ、スポーツプラス……といった走行モードは、ステアリングホイールのホーンボタン右側に備わるダイヤルで切り替え可能で、それに合わせてPASM、パワートレイン、エキゾーストシステムなどが同時に切り替わる。