二十一世紀をもっと良くしていくために、私たち1人1人に何ができるのか、ということを考えさせられます。 さらに最澄も密教を学んだことを知るのです。
15そんな水戸家に七男として生を受けたのが後の十五代将軍慶喜。
特に玉松操は司馬が書くまでほぼ忘れ去られたと言っていい人物でした。
しかしその内容は、やはり作者独特の緻密な資料分析と、胸躍るような立身出世譚で彩られています。 『』江藤新平、明治政府の司法卿• 『坂の上の雲』と並び、「乃木愚将論」の基盤を整えたともいわれるこの作品。
17土方歳三は、この組織の副長です。
岐阜から遠く離れた当時鬼国と呼ばれ獣のような人が住むと得体のしれないイメージを持たれていた土佐に、面白そうだという理由で嫁入りに承諾する。
良く知られた英雄• その宿命に殉ずる潔さや、普通の人としていきたいと願いつつも思うようにならない苛立ちが表現されています。 商品名:街道をゆく 16 叡山の諸道 朝日文庫• 近藤勇をたすけ 新選組の組織作りや運営を一手に引き受けた人物です。 司馬遼太郎さんが主人公とするのは長州藩、土佐藩、新選組、江戸幕府の4つ。
峠(上)• 歴史が好きな人はもちろん、歴史がちょっと苦手な人もぜひぜひお手に取ってみてください。
この話の中の最澄に対する空海の感情は嫌悪に満ちています。
そしてくの一、木さる。
江戸時代を舞台に、病弱だけれど優しい若だんなと妖(あやかし)たちが繰り広げる人情劇。
「新選組血風録」をおすすめする理由• 2020年の秋には役所広司主演で映画も公開されます。 坂の上の雲 明治を舞台に兄弟である秋山好古と真之、そして正岡子規の生き方を書いた傑作 「坂の上の雲」は、司馬遼太郎の定番作品であり代表作です。 ところがその後は中央(京付近)で台頭する織田信長に仕え、後に信長亡き後は秀吉に仕えることになります。
7正岡子規への献身的な介護をした妹リツのそれ以外の人生について著者が取材し、調査し人物像が肉付けされていくさまも興味深いです。
『侍はこわい』はそうした短編の中でも一二を争う良作でしょう。
英雄になりえる才能を持ちながら中央から遠く離れた四国という条件に野望を持て余すしかなかった男の情熱と諦観が描かれています。 超一級の、器量、智力、胆力にめぐまれた長曾我部元親でしたが、ただひとつ生まれるのが少し遅かったため、彼の野望は途中で潰えます。
20葛藤の末に選択した人生を歩んだ男の生き様、ご一読をおすすめします。
8位:司馬遼太郎が描く天下分け目 歴史上最大の合戦と言われる「関ヶ原の戦い」を軸に、当時の武将たちの人間模様を、司馬遼太郎が濃密に描く『関ヶ原』。
菜々はそんな好奇心旺盛な変わり者でした。 幕末の物語を堪能したならば、今度は明治です! 明治という時代はいかにして創られ、熟し、そして終えたのでしょうか。 読む人の心を揺さぶらないはずはありません。
11産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。
お江戸に起こる難事件珍事件を、若だんなが不思議で愉快な妖たちと協力して解決していく歴史ものファンタジー小説です。
お互いに掛け合う言葉が策略としての空虚な言葉なのか真実なのかそして、恋なのか。
また、『街道をゆく』(朝日新聞出版)など評論家・エッセイストの顔も持ちます。