コモンモードチョークの働きと等価回路 コモンモード電流が流れた時と ノーマルモード電流が流れた時におけるコモンモードチョークの働きと等価回路を上図に示します。
85mH• 600• この項では、まずはノイズの種類と性質を理解しておいてください。
まず、磁束密度B[mT]を計算します。 図1のインピーダンスの特徴と図2のフィルタ特性から、FL-Vコイルを使用することにより、約3kHz~200kHzあたりの低周波帯域と1MHz以上の高周波帯域において、ノイズ減衰特性を改善し、さらにコイルの小型化、軽量化が実現できます。 まず図7のディファレンシャルモード挿入損失を見ます。
73D-2Vを巻き付けると塩ビパイプ内で上手く固定されます。
26A• 640mA• 比較 比較リストに追加いただけるのは最大6件までです。
460• 1対のラインに流れている信号の差分をとると、ディファレンシャルモード信号は強め合う一方、コモンモードノイズは打ち消されます。
今回は、これら2種類のノイズについて説明します。
916• 図6が巻線タイプチップコモンモードチョークコイルの構造例です。 212• 107• 往路と帰路の電流の向きが逆になるので、ディファレンシャルモードのという。
20コモンモード電流が流れた時 各導線に電流が流れることによってコアに発生する磁束の方向が 同じになり、磁束が 足し合わされます。
103. コモンモードの磁気飽和は、あまり頻繁に起こることではありませんが、コモンモードチョークコイルの効果が得られなかったときには疑ってみても良いかもしれません。
スキューとは、差動信号における2つのシングルエンド信号の時間差のことで、この時間差が生じることによってコモンモード電圧が発生します。 近年は小さいサイズで高いインダクタンスが得られるよう、透磁率が10,000以上のフェライト材や、さらに透磁率の高いファインメットコアといったコア材が使用されています。
330nH• 130mA• 173• 16mH• 620• 260• 180• 370• 220• これだけで回り込みは完全に抑制されます。
380• 450• ここで、それぞれのノイズによる放射の特徴を確認するために、実際の数値を入れて電界強度を計算*1してみたいと思います。
というのも、信号電流は2本の導線を往路と帰路とするディファレンシャルモードなので、コアに発生する磁束は逆向きになり、磁束は相殺されて信号電流はスムーズに流れます。 35mH 330kHz• Yコンデンサによってコモンモードノイズにおけるノイズ電流をバイパスします。 この磁束密度B[mT]に対して、余裕のあるコアを選定する必要があります。
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90mA• ディファレンシャルモードノイズは、ノイズ源が電源ラインに対して直列に入り電源電流と同じ方向にノイズ電流が流れ、電源ライン間に発生します。
図2よりフェライトコイル、当社FL-Vコイルを使用したコモンモードフィルタ共に100kHzで-50~-60dBの減衰特性となり、ほぼ設計値通りとなっています。 このようなノイズが問題になる場合には、コモンモードチョークコイルを差動伝送ラインに挿入して、コモンモードノイズを取り除くことが有効になります。
490• それぞれの導線の磁束が強め合うことでコモンモードのノイズに対してだけインダクタとして働き、ノイズを除去する仕組みです。
コイルは交流電流の流れをふさぐ性質があるため、チョークコイルと呼ばれるのです。