日本では「パワハラ体質」などとよく訳される。 加えて17得点を決めたキム・フィジンも。 成績至上主義による各種の人権侵害の根を絶たなくてはならない」 二人の姿はすっかり「校内暴力」の見出しとともに報じられるようになってしまった 韓国スポーツ界の20年来の努力も裏切った それだけではない。
前者は「無期の選手資格停止」、後者は「代表チームからの永久除名」や「引退後の指導者活動を認めない」など厳重な処置を下した。
まさにスポーツ一家なのだ。
「女子バレー界で起きた問題は、我々にとって無関係ではないと非常に深刻な事案として受け止めている。 母親のキム・ギョンヒ氏の存在だ。
11これにより、プロ・実業団は選手を選抜する際には高校の生活記録が必要となり、プロの場合には校内暴力はなかったという誓約書を書かせるという。
その後誕生した革新系の文在寅政権では、これを徹底して是正する期待が持たれた。
まして韓国はまだ東京五輪出場権を得ておらず、来年1月に東京五輪アジア予選に挑まなければならない。 「過去の話は証拠がないぶん、記憶に頼ることになりますから、複数人で声をあげているケースが多いです。
15この「甲質」の告発の対象は本当に多岐に渡っており、企業間の取引(発注者と納品者の関係)、大企業と中小企業、VIP貴賓の横暴な態度、メディア、公務員や権力機関への血縁採用、コネ入社、正規雇用と非正規雇用、校内暴力、顧客と業者の関係などに及ぶ。
「直筆ではありましたが、どこかで見たような決まり文句を羅列した内容で、誰が見ても反省している感じは受けないものでした。
ふたりは韓国チームの東京オリンピック出場にも大きく貢献したといわれ、韓国女子バレーボール人気を牽引し、芸能番組や雑誌のグラビアに引っ張りだこの超人気スターだったからだ。 双子が中学生時代に傍若無人に振る舞った背景には、バレーボールの実力のみならず「母親も元有名選手であり、引退後は指導者として顔を利かせていた」という古い体質が背景にあったのだ。
17(寮での)朝食時、加害者に食欲がなければ、被害者が飲もうとしているスープに自分の分のご飯を入れてきた。
高校卒業後、現代 ヒュンダイ 建設ヒルステートに入団したダヨンは長い間、バックアップ・セッターに甘んじたが、2015年にはVリーグ・オールスターに出場。
さらに「日本のスポーツで同じような事例が出てきたとき、どのような判断をし、どのようなメッセージを出すかの用意は各協会しておいた方がよさそうです」と述べた。 ただ、雰囲気が著しく落ちてしまった時点で、パフォーマンスの差を埋めるには無理があった。
13選手間での暴力や嫌がらせ、人権侵害の事例があるかを調査し、今後の対策を立てるため、ユースチームにも現状把握を要請したのだ。
前例があるだけにタイミングを見てそのうちにまたすぐに登場するだろうとみられて、またか、と世論が憤ったんです」 前例というのは、11年前。
つい最近もオーディション番組『ミス・トロット2』に出演したチン・ダルレが過去の校内暴力疑惑に包まれ、出演を辞退。
大韓民国のプロバレーボール選手で、大韓民国代表。
2人は双子の姉妹で、韓国代表として東京五輪の出場権獲得にも大きく貢献。 特に校内暴力のように人間性と関連した議論は、大きな拒否感につながる。 しかし、選手が引退間近い30代半ばという年齢だったため、「卑怯だ」という声も上がる。
12Kリーグ・ユースクラブや高校アイスホッケー部の暴力指導も告発されている。
ふたりは即日謝罪したが、世論の怒りは収まらず、大統領府の国民請願には姉妹のバレー界永久追放を求める署名が15万筆以上集まるほどに発展した」(韓国スポーツ紙記者) 実は韓国では近年、芸能人がイジメ加害者だったとのネット告発が相次いでいる。
昨年6月には元トライアスロン韓国代表の女子選手が監督や先輩からのイジメを苦に自殺している。 前出の記者は校内暴力の範囲が難しいとこう話す。
2何よりも美人で爽やかな印象を持たれていたイ・ジェヨンとイ・ダヨンだけに、落差はすさまじい。
まだまだ状況は改善されていないという点が露呈してしまった。