腹部膨満感・腹部膨隆・腹部の圧痛・嘔気・嘔吐・排便・排ガスの減少などの症状に注意しましょう。 1、縫合不全とは 縫合不全とは、消化管の吻合部の癒合がうまく起こらずに破たんし、消化液が腹腔内に漏れることをいいます。
食道の慢性炎症• 閉鎖式ドレーンを留置することや、早期に抜去することで対処する。
そのために、患者や家族への説明をしておく必要があるといえるでしょう。
食道周囲組織の瘢痕化• a ケアのポイント ・個々の患者に合った疼痛管理を遂行するためのポイントを以下にあげる。 しかし糖尿病の患者さんの場合は、創部の癒合の兼ね合いから10日程度まで抜糸を遅らせることがあります。
10これら右側に位置する腸管では狭窄は起こりにくく、 基本的には無症状で経過します。
・漏出した膵液を排出させる(治療)。
・離床前は必ず除痛をはかり、各ドレーンやカテーテルなどのルートを整理する。 これら症状は腸管が細く、腸の内容物が固形化することにより引き起こされます。
3合併症を起こすと、入院期間が長くなったり、場合によっては再手術が必要になったりすることもありますが、がんに対する治療の効果(がんの治り具合)には影響しません。
・体位変換は、2時間おきに行う。
吻合部における血流障害や過度の緊張、感染は縫合部の離開の原因となる。 抗生剤の投与や創部ドレナージ、再縫合を行います。
感染 これらが原因となり、 縫合不全の症状が見られます。
排液が少ない、あるいはきれいだと安心していると、ドレーンが機能していなかったということもあるので、X線などでもドレーンの位置を確認しましょう。
・肺塞栓症は、全身のどこかの静脈系で形成された塞栓子(血栓、脂肪、腫瘍塊、空気など)が遊 離したのち、肺循環系に流入して肺血管床を閉塞し、肺循環障害を起こす状態を指す。 そのため、看護師は食道がん患者の栄養状態を把握し、「栄養状態」「全身状態の改善」を図り、術後合併症の予防に努めることが重要です。 その結果、縫合不全や創部感染のリスクも高まります。
7縫合不全の予防と、縫合不全発見時の対応• 消化管駅には、胃液や胆汁、膵液、十二指腸液がありますが、手術部位によって 漏れ出す危険性がある消化管液の種類も変わってきます。
・実際の入室は主治医・麻酔科医師の判断により決定される。
血糖コントロール…術後は血糖チェックとインシュリンで血糖コントロールを行う• 排尿障害・性機能障害• ドレーンの固定 ドレーンを固定方法は、呼吸性変動を考慮し、2、3cm程度の余裕を持ってドレーンが屈曲・閉塞しないようにテープで固定します。 そうならないためにも、血糖コントロールを重点的に実施する必要があります。
2感染兆候や縫合不全、呼吸器合併症、排尿障害などの術後 合併症を早期発見し対処していくことが早期離床、イレウス予防にもつながります。
その他、確実な治療方法としての根治術や早期治療についても説明していきます。
退院後の生活、社会復帰に向けて ・患者・家族に不安や疑問について、その都度相談に乗ることを説明する。 ドレーン挿入部の皮膚も空気が漏れないように、固定の際にしっかりと縫合閉鎖する。
18その場合は食事を数回に分けて少量ずつ消化のよいものを摂取するよう説明していくことが重要です。
胸部・縦隔ドレナージ• 縫合不全の看護計画 縫合不全というのは、いくつもの原因因子が重なって起こりえるものであり、単にこれだけを気をつけていればいいというわけではありません。