こういった理由からすぐに抗ヒスタミン剤を使用して鼻水を抑えずに、副鼻腔炎や中耳炎に移行しないようにムコダインで鼻水がたまらないようにだけして様子を見ることも多いのです。 また、ムコダインは副鼻腔の粘膜を修復する働きもあり、慢性副鼻腔炎の症状改善に広く使われています。 小さな子供の場合アレルギー性鼻炎を放置すると副鼻腔炎や中耳炎を合併するリスクが高まるため、積極的な治療が推奨されます。
16一方でムコソルバン(一般名:アンブロキソール)では、気道に存在する線毛(異物を外へ排出するための毛)を活発にさせたり、気道の滑りをよくさせる「サーファクタント」という物質の分泌を促したりします。
その結果、鼻の粘膜が腫れ、くしゃみや鼻汁の増加から後鼻漏となる場合があります。
去痰剤の中でカルボシステインはどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんに向いているお薬なのでしょうか。 ここから、呼吸器疾患に伴う痰が生じた時に、まず最初に用いるお薬として適していると言えます。 【食生活】 痰の出の悪いときは、水分を十分にとるとよいでしょう。
13夜間に咳が続く場合は不眠症になってしまう可能性もあります。
またその他の作用はどのように生じているのでしょうか。
(30歳代病院勤務医、内科系専門科)• カルボシステインとして、1回500mgを1日3回経口投与する• 指示どおりに正しくお飲みください。 線毛とは鼻の表面に存在する小さな毛のことです。
11【注意する人】 肝臓の悪い人は、定期的に肝機能検査をおこなうなど慎重に用います。
特徴 粘液修復薬に分類される代表的な去痰薬です。
5mg ジヒドロコデインリン酸塩 24mg 無水カフェイン 75mg 市販のカルボシステインの特徴 市販のカルボシステインを含む薬の特徴として、ベンザブロックLプラスシリーズを除き 、8歳以上であれば子供でも使用できます。 (60歳代診療所勤務医、一般内科)• 直接鼻水の症状を抑えるわけではありませんが、より重大な病気にならないようにしてくれるのです。 市販薬には副鼻腔炎や中耳炎の治療には不要な成分も含まれているものもあり、また、医師の判断でカルボシステインの用量用法が増減されるため適切な治療を受けることをおすすめいたします。
11もし、副鼻腔炎、中耳炎の治療でカルボシステインを求められる場合は、病院を受診するようにしてください。
【使用にあたり】 症状や製剤により用法用量が異なります。
痰の他にも熱、咳、鼻水など風邪んの全般的な症状があるときにおすすめの製品となります。 <小児> 通常、幼・小児にカルボシステインとして体重kg当たり1回10mg(本剤0. 粘り気がひどく強く、黄色い鼻汁の症状が出ているときに使う漢方薬です。 そのため痰のみならず鼻症状(鼻水・鼻づまりなど)を認めるような風邪や気管支炎などを中心に現在でも広く処方されています。
これを、線毛細胞といいます。
また、市販薬のイブ、バファリンなどとの飲み合わせも基本的には問題ありませんが、可能であれば処方医に相談してから使用するとよいでしょう。
高齢者・妊婦・授乳婦への使用 高齢者では代謝機能が落ちてしまいますが、風邪のときを含めムコダイン(一般名:カルボシステイン)はかなり活用されます。 ただ、インフルエンザなどのウイルス疾患や気管支ぜんそくなどを含め、痰がからむ場合はあらゆる場面で活用されます。 効果を体感できなくても、実際には体の中で効果が発揮されていると考えられるので 、医療機関から指示された通りに薬を飲み切ることを心がけましょう。
15ムコダインの副作用発現頻度は沢山ある薬の中でも最も低い部類に属するため、使用することにデメリットは特にありません。
他にも、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎ではなく、逆流性食道炎を起因とするのどの違和感であったり、中には睡眠時無呼吸症候群を発端に後鼻漏となる場合もあります。
カルボシステインの成分を含む代表的な処方薬ムコダインの効能効果は以下の通りです。 500mgの場合は、1度に1錠を1日3回ほど飲みます。
ちなみに先発品のムコダインは小児において「滲出性中耳炎の排液」も適応になっています。
まとめ ムコダインは鼻水を外へ排出しやすくして、副鼻腔炎や中耳炎にならないようにする役割があります。
病院でよく処方されるカルボシステイン。 ・細粒の味が良い。 めまい• カルボシステインも中耳炎の排液に医学上は効果を有するのですが、小児に対する臨床試験を行っていないため、適応が取れていないのです。
尿の色が茶褐色になる• 授乳婦でも安心して服用できる薬がムコダインです。
食欲不振、腹痛、発疹などが現れることがあります。
頭痛や熱などで使われるロキソニン、咳止めののメジコン、喉の炎症に使われるトランサミンといった風邪で一緒に処方される薬は、ムコダインと一緒に処方されることが多くあります。
1ムコダインは年齢に関係なく、指示された用法用量を守って使用すれば副作用はほとんど起きないと考えられる薬なので、処方された場合は安心して使用してください。
・風邪などの時は、アストミンとムコダインを併用する事が多いです。