なぜか? 高力ボルト6本の「高力ボルト継手」 と同じ力を伝えるために、 「混用接合・併用継手」では溶接も用いるため高力ボルトは4本必要と考えてください。 実施には強度計算(荷重検討)が必要となります。 つまり、エレクションピースとは、柱を溶接する際に仮の位置を固定するための冶具、ということになります。
実際にメーカー見積もりを貰わないと分からないことも多いと思います。
要は、長い柱を小分けに分割して運び、それらを現場で組み立てるイメージです。
柱が長く運搬が困難である箇所には必ず柱継手が必要です。
下図をみてください。
柱継手に関しては、下記の記事も併せて参考にしてくださいね。 これがエレクションピースです。 (H18年過去問) エレクションピースの目的は、溶接のための柱の固定ですので、当然ながら全ての仮ボルトを締め付けるのが正解です。
10ACEUPによるワイヤーレス工法は、在来工法のスプライスプレートや歪み直しワイヤーなどを使用せず、鉄骨建方の施工が可能となります。
エレクションピース は、最初の目的からして溶接前の仮止めですので、最初から高力ボルトを全数締め付けます。
初めて聞く人、納まりを知らない人にとっては呪文のような言葉です。
機能を十分理解し、操作手順を必ず守ってください。
1日の施工量が増やせるため、工期の短縮が可能です。 (ワイヤ・レバーブロックの取付不要)• ・本接合が終わるまで風や地震などの荷重を負担する。 エレクションピースの合理化により、スプライスプレート、ボルトが不要。
11意匠の計画によって構造体の位置を決めるという考え方は基本になりますが、もちろん構造体として譲ることが出来ない部分もあるという話です。
以上のように現場で仮止めを行った後、現場溶接を行います。
分割した柱を一体化させるためには、「突合せ溶接」が必要です。 ピース板厚は各クランプの開口部に入る寸法の物をご使用下さい。 (貫通ボルトにて治具を固定するため、落下の心配なし)• 基本的にエレクションピースは躯体工事で出てきます。
こうした要素も、見た目を考えた時にはあまりプラスにはならないものでしょう。
ちょっと違う表現をしてみると、現場である程度調整が出来ないような状態になっていると、鉄骨柱は絶対に垂直になりません。
(一級施工:平成 20年 No. 一般的な建物では、鉄骨柱の接合部分は内装材に隠れてしまって直接見ることは難しいですが、例えば大きめの駅では、ホームから鉄骨柱が見えており、エレクションピースの切断跡が見えることもできます。
突合せ溶接をすることで、2つの柱は1つの柱のように剛とできます。
建方時のクレーン解放までの時間短縮。 建方工期の短縮(Delivery) 柱の建起し作業時間の大幅な短縮が可能です。
5階高は一般的に3. よって柱や梁には継手が必要です。
構造的に必須のものであれば甘んじて受け入れるしかない、という事です。
鉄骨の建方に当たって、柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトについては、高力ボルトを使用して、全数締め付ける計画とした。 面外荷重が掛かる様な揚重方法は厳禁とします。
12(一級施工:平成 18年 No. 2つの柱は突合せ溶接により一体化させるので、溶接後のエレクションピースは撤去します。
エレクションピースの役割:剛性の確保• メーカーの選び方は様々ありますが「信頼性」「経済性」「欲しいサイズを持っているか?」というラインは最低限必要でしょう。