そのため1980年代の後半から2000年代にかけて,学校の先生が,ワープロを使って手作りの教材を準備しようとすると,「鷗」という字体ではなく「鴎」だけしか使えませんでした。 国語審議会は慎重な議論の末に,「表外漢字字体表」を取りまとめ,昭和58年のJISの字体ではなく,主に書籍等で広く使われている字体,すなわち「康熙字典」に基づいた古くからの印刷文字の字体を「印刷標準字体」として定めました。 JIS漢字やUnicodeは一点しんにょうと二点しんにょうは区別しないとしています。
13。
2010 平成22 年の改正は、196の追加漢字のうち、しんにょうは3字 遡 遜 謎 で、常用漢字とは異なる二点しんにょうですが一点しんにょうも許容されているということです。
なぜ「しんにょう」というのかというと、 「之(し 」は、辶の形に似ているから、 「繞 にょう 」は、左から下部に沿ってる部首の総称なので「之繞」となりました。 +2画• そのほか,部首が昭和56年からの常用漢字と異なるものとしては「しょくへん」の字(「餌」「餅」)があります。
14また,「箸」「葛」「僅」「剝」「喩」「捗」などが,昭和56年からの常用漢字と同じ構成要素を持ちながら,異なる形で追加されています。
どちらを使ってもいいことになっています。
辵部に属する部首で繞(にょう)になるときは、「辶」の形になります。 平成28年2月29日に,文化審議会国語分科会は「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」を取りまとめました。
4「遡」や「遜」が,点二つの「しんにゅう」の字体で採用されたのは,以上のような事情によります。
と出てきます。
上記のネタを書いたツイート 下図 を、Windows10やiOS9で見ると「辻󠄀」は点1つ「辻」は点2つで別の字形 異体字 に見えていました。 +15画• 背景色の は常用漢字、 は人名用漢字(表一)、 は人名用漢字(表二)を示しています。 と出てきます。
1この審議のために,文化庁では,書籍や新聞などに用いられている印刷文字の字体を広く調査し,特に書籍など一般の印刷物には,戦前から用いられていた字体の方(「遡」「遜」「鷗」など)が圧倒的に多く使われていることが明らかになります。
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邁 進 このとおり,「まい」は点二つのしんにゅう,「しん」は点一つのしんにゅうで表示されています。 当初,JISでは,当用漢字表に掲げられた範囲については当用漢字字体表の字体を採用し,それ以外の漢字は,「康熙字典」に基づいた古くからの印刷文字の字体を用いていました。 一方 しんにゅうは、 しんにょうの訛。
10このページの内容は真実であることが基本ですが、虚構や妄想が混じっていることも多々あります。
この資料は,活字を製作していた各会社の見本帳にあった文字を比較できるよう並べたものです。
83年改定のJISは、当時の常用漢字を含む第1水準(2965字)のしんにょうを1点、第2水準を2点としました。 古い印刷文字はどうだったのでしょうか。 2000 平成12 年、国語審議会答申で表外漢字は 簡略化しない「表外漢字字体表」が示されます。
これは,「国民生活の上で,漢字の制限があまり無理がなく行われることを目安として選んだもの」でした。
異体字に対応していないOSで、JIS2004非対応の古いフォントを使えば、どちらも点1つの「辻󠄀」に見えるでしょう。