産科では大変な症例、苦しいことも数多くありますが、それでも産婦人科の修練医の皆さん、若い先生方にはお産のすばらしさを伝えていきたいです。 特に悪性腫瘍の患者さんは手術までの期間が比較的短いため、たった数回の外来受診や医師との面談を経て、自分の体を委ねる決心をしなければなりません。 研究においては、不妊・不育や周産期疾患に対する基礎的かつ臨床的研究を継続して行っており、DNAマイクロアレイや次世代シーケンサーなどの先進的技術を積極的に導入するとともに、基礎研究室との共同研究など幅広い活動を展開しながら、次世代に向けた新規診断法や治療法の開発に努めています。
14病名やそれが婦人科疾患であるかどうかのみにとらわれず、女性特有の身体機能やライフステージの変化への理解に基づいて、こころとからだをトータルで診る女性診療を心がけています。
日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設• 2019年における婦人科悪性腫瘍の新規治療数は175例で、初期がん(CIN3、上皮内腺癌、異型内膜増殖症など)を除いた浸潤性子宮がんは73例(頸がん27例、体がん46例)、卵巣・卵管・腹膜がん48例、その他の悪性腫瘍4例などでした。
この数字は例えれば1000人の小学校の22校の生徒の全員が、たから産婦人科で生まれたということになります。 状況に応じて抗がん剤を手術前に投与し、がんの進行を抑えてから手術を行う場合や、手術を2回に分けて行う方法もあります。 顕微授精は勿論のこと体外受精-胚移植、胚盤胞培養、胚のガラス化保存法などの治療に対応しており、さらに泌尿器科との連携により、無精子症症例精巣からの精子回収により顕微授精を行っています。
6症例数・診療実績 2019年の分娩数は647件、うち帝王切開分娩194件、双胎分娩16件、鉗子・吸引分娩26件、周産期救急応需数20件でした。
術後の下肢のリンパ浮腫においては術式の改良やリハビリ科との共同による診療で症状の出現は昔と比べるとかなり少なくなっています。
7 その他の参加関連手術(件) 48 45 33 ハイリスク妊娠管理加算(件) 1143 1065 1011 ハイリスク分娩管理加算(件) 964 990 871 総合周産期管理加算(件) 1224 1312 1227. ご理解、ご了承のほどお願い申し上げます。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
5診療内容 2015年4月より、より多くの治療を必要とする市民の皆様の期待に応えるべく、従来のハイリスク周産期医療に加え、婦人科悪性腫瘍の手術・治療と低侵襲な鏡視下(子宮鏡・腹腔鏡)手術に重点を置いた新体制となり、6年目を迎えました。
抗がん剤を併用しながら行う治療もあります。
京都大学での初期研修を終えて、最初の赴任先の大津市民病院では、高橋良樹先生に手術から産科の手技など、臨床の全てを教わりました。 婦人科良性疾患(子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症、月経困難症、骨盤臓器脱など)の診断、治療• 悪性腫瘍手術については可能な限り自己血を準備して臨んでおり、系統的リンパ節郭清時のリンパ管温存や漏出防止の工夫、膀胱神経温存など、合併症や後遺症予防に努めた術式で統一し、根治性の追求とQOL(生活の質)の向上を目指しています。
20早期子宮体がん根治手術を含め、全例術後平均在院日数3日としたクリティカルパスを運用し、早期の社会復帰を実現しています。
患者さんは不安でいっぱいだと思います。
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 子宮頸がん (CIN3、上皮内腺がん を除く) 67 当科における鏡視下手術(腹腔鏡・ロボット支援下・子宮鏡)について• さらに、重篤な遺伝子・染色体疾患に対する遺伝子解析技術を応用した出生前診断や着床前診断等にも積極的に取り組んでいます。 現在、最新の手術支援ロボットda Vinci X surgical systemを用いた内視鏡下手術(子宮全摘術、子宮悪性腫瘍手術)も保険診療下で行っております。
13不妊治療は個々の患者によって治療方法を変化させる要素が強いと考えており、だからこそ患者一人一人と相談しながら、その患者さんに寄り添った治療を行っています。
4週 脳腫瘍 山室 俊 角光一郎 角光一郎 山室 俊 セカンドオピニオン 角光一郎 須磨 健 茂呂修啓 四篠克倫 吉野篤緒 「部長」 大島秀規• そのため手術に際しては、長時間に及ぶ場合もありますが、当科では腫瘍をできるだけ取り除く方針で治療を進めています。
一方、体外受精における妊娠・出産率も限界があり、その一つの理由として受け手である子宮についても考慮する必要があります。 月経不順、女性ヘルスケア 初診でおかかりの場合は、緊急時を除き、予約されてから受診いただくようお願いいたします。 予約制になっておりますので、 各教室の前日17時までにお申し込みをお願いいたします。
16専門分野 周産期・超音波 資格関係 日本産科婦人科学会・専門医、母体保護法指定医、日本超音波医学会・超音波専門医・指導医 産婦人科領域 、日本周産期新生児学会・暫定指導医、マンモグラフィ読影医 B1 学会関係 日本産科婦人科学会・代議員、日本母体胎児医学会・幹事、日本産婦人科乳腺医学会・幹事、日本妊娠高血圧学会・評議員、日本超音波医学会中部地方会・運営委員、新胎児学研究会・幹事、中部出生前医療研究会・世話人、愛知胎児心臓病研究会・代表世話人、東海産婦人科学会・評議員、愛知産婦人科学会・評議員、愛知県産婦人科医会・理事、愛知県産婦人科医会母体保護法母体保護法小委員会委員 、愛知分娩監視研究会・世話人、愛知県周産期医療協議会オブサーバー 臨床においては、専門領域に偏ることなく、産婦人科全領域に及ぶ診療活動を行っていますが、特に婦人科内視鏡手術やロボット手術では、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症等を中心に多くの手術実績があります。
女性の心身の健康にかかわるお困りごとや心配について「どこに相談に行けばいいかわからない」という方に完全予約制で対応しています。
スタッフ紹介 疾患別診療 治療方法の説明 連携病院・開業医の先生方へ ご紹介いただく患者さんの待ち時間短縮のため、地域医療連携室へのFAX紹介をお願いします。 安全かつ根治性を第一に考える立場から、厳格な適応基準をクリアした患者さんに限定していますが、婦人科腫瘍専門医と産科婦人科内視鏡技術認定医による手術チームによって、2017年1月より早期子宮体がんに対する根治術(リンパ節郭清術を含む)を、2018年8月より腫瘍径2cm以下の早期子宮頸がんに対する広汎子宮全摘術を施行しています。
3現在は京都大学の周産期研究室で、若い大学院生の先生たちと一緒に、前期破水・早産の予防・治療法の開発を目指して研究を続けています。
腹腔鏡下手術や子宮筋腫などに対する子宮動脈塞栓術も行っています。