新聞記者の映画レビュー・感想・評価「松坂桃李と同世代が見たラストシーンの解釈」
人間には創造力がある。 あなたのお父さんの記事は誤報じゃなかった。
人間には創造力がある。 あなたのお父さんの記事は誤報じゃなかった。
ぜひ、この作品を見て、情報を整理しながら、自分の頭で今の日本について思索を巡らせる機会にしてみてください。
その後、吉岡は神崎の件を不可解に思い続けて調査していくと、神崎の元部下の杉原拓海に出会う。
杉原は多田に神崎の自殺のことを詰め寄りますが、「子どもが生まれるそうだな」とかわされます。 そこから巨悪に一矢報いる為、2人が立ち向かうわけだよね。 ツイッターやSNSで、私たち個人が、発言し、人によっては影響力ももてる時代になった！って思っていたけど、それでも、その上で操作されている？ そして、操作された情報を、私達は信じている。
4観てない人は観てみてださい。
衝撃の事実が明らかになる。
その新人オードリーを当時大スターであった共演のグレゴリー・ペックが、オードリーの魅力をいち早く見抜いて、アシストしたことがこの作品が成功した一番の理由といわれているそう。
単純なものなどない。
この映画をきっかけに、勇気ある社会派映画がもっともっと制作されることを切に願います。 パパは国を守るお仕事をしてるんだよ ずっと緊迫した仕事の場面とは打って変わる、杉原の自宅での妻の笑顔。 あと、このラストの描写、すごく印象的でした。
13後日、杉原は偶然会ったかつての同僚・都築（高橋努）から、自分の部署である内閣情報調査室が神崎を追い詰めていたことを聞きます。
Q：俳優としての松坂さんの理想や信念も教えていただけますか？ 松坂：いかに自分がその作品の一部になれるか、ですね。
そしてサスペンス映画としても楽しんでほしいです。
」とまで言われたそうです。
正義を追求したものが、追い詰められ、疲弊していく。 本作は、報道メディアは政治権力にどう対峙するのかを問いかける作品です。
14本来相容れぬ道を進んでいたはずの二人が、無力感や葛藤に苛まれながらも対峙し、政府が隠蔽しようとした恐るべき事実へと辿り着こうとする様を描きます。
『ローマの休日』 1953 で登場する真実の口ってどんなもの？ 『ローマの休日』 1953 の名シーンのひとつにオードリー・ヘプバーンが真実の口を訪れるシーンが。
そもそも、この映画は、見れば分かりますが、場合によったら現政権批判ともとれるからか、上演映画館も限られています。 杉原拓海は若手エリート官僚の一人であり、政権の批判など不都合になり得るニュースを抑制をかける立場と完全に政府側の人間である一方、自殺した神崎は彼自身の元上司で亡くなる直前まで共にお酒を交わしていたこともあり、結果として真相を知りたく吉岡エリカと共に調査を進めることとなります。
映画『新聞記者』の中で描かれたことの中には、当然事実もあるでしょうし、同時に穿った見方や脚色も混交しています。
それを裏付けるかのように オードリー・ヘプバーンはアカデミー賞で主演女優賞、ゴールデングローブ賞やニューヨーク批評家協会賞などでも女優賞を受賞。
私は、映画の中で杉原が何度も言ったあの言葉だと思います。
首相にべったりの御用作家が起こしたレイプ事件では、被害者の女性が顔出しをし、記者会見を行っていました。
