一見すると頑固親父にしか見えない父親ですが、実は、誰よりも息子を想う、気の優しい人です。 だが、そこには兄想いの弟と、子を守る父母という「救い」があった。 遺書に名前を書かれて、フジシュンの家に通うようになって、仏前に線香をそなえているときも、彼は本当にはフジシュンを見ていなかった。
その様な意味に於いて、本作は家族揃って、或いは学校で課外授業としてみんなで観ても良い作品だと思う。
シュンの反撃によってカツミは気絶。
シュンは殺すと答える。 だからこそ、この作品を作れたことに無上の喜びを感じていらっしゃるのではないかと思いつつ、もっとやれたという燻りも残っているのではないかと。
16周囲に頼れない状況での育児となった美里を、凛たちは産後うつだと考えた。
20年以上の時が過ぎ、大人になった。
一方で、「人間を見事に描き切っている」「それでも救いがあると信じたい」「ではどうすればよかったのか」と、重いテーマの先にある可能性に期待したいという感想も少なくありません。 9年前の事件の時、瑠香子が精神鑑定で確認されたもう一つの人格は、彼女の実の父親・桜庭源二だった。
12人を襲った後、白松はあたりを見回しフラフラと歩き始めると名前、大学と所属、実家の住所などの自己紹介を呟いている。
頼りなく笑うフジシュン。
「十字架のろくにん」のあらすじ ストーリー 人は、殺してもいい? 安西という邪魔者の登場で、シュンの復讐が上手くいくのか? 自分はこれから何をされるのか? 安西の目的は? 今までの苦しみを存分に味あわせてやってほしいです! 主人公真田祐を演じた小出恵介の中学生はダブルキャストにして欲しかった。
ここでクガが、カツミがシュンのことで思いつめているようだったことを話す。
と訊いた。 この記事の内容を漫画で読んでみたい! 剥き出しの神経をエアガンで撃たれるっていったいどれほどの傷みなんでしょう? カツミは、今度の日曜日、一緒に遊びに行ってほしいと言う。 …昔なら苦い思い出と苦笑くらいはしあえたかもしれない。
凛は9年前の事件の関係者であることを影山に知られ、私情を挟む人間に精神鑑定はできないと言われ、瑠香子の事件から外された。
シュンの苦しむ姿をもっと見たい。
その部屋には鏡と机に置かれたピーラーが。 だから家の庭の木をチェンソーで切り倒すというよからぬ行動にでたのではないか? 意味もないのに。 重松清の小説を読んだ後は、一過性の爽快感や感動ではなく、「感慨」とでもいえそうな感情の波がじわじわとやってきます。
1もしそうだとしたらシュンもやりすぎなような気もします… そしてカツミの失踪について何か勘付いたようなキョウ。
影山の仮説は的を射ており、白松が企てた事件の本当の目的と心の闇が明らかになりました。