建物を元の状態より豪華な外観に塗り替えたり、耐久性の良い塗料に替えたりすることが主目的の外壁塗装の場合は、建物の資産価値を高めることや、性能を上げること自体が目的だと判断されます。
17このように、外壁塗装でかかった費用がどの経費として計上できるか知っているだけでも、節税対策になるのです。
修繕費だけにフォーカスするのであれば修繕費とするのか資本的支出とするのかの分類はなかなか難しい部分があります。
この場合は、外壁塗装が資本的支出とみなされることが重要ですが、このためには、建物そのものの価値を高めるため、外壁のデザインを変えるための外壁塗装でなければなりません。 一方で、減価償却なら複数年で費用計上できるため、1年あたりの負担額は少なくてすみますし、負担額を少なくできるということは黒字にしやすいということでもあります。 さらに減価償却すると賃貸経営の収益を調整できるので、事業融資の審査が通りやすいというメリットもあります。
修繕費になるの? 外壁塗装は税務会計上の判断と見極めが難しく、勘定科目は資産か修繕費かで迷います。
用途変更のための模様替えなど、改造や改装した場合 これらの場合は、資本的支出になると通達に書かれてあるため、資産になります。
建物の価値を高めるのが目的の修理の場合 屋根修理の中には、もともと利用していた瓦や藁葺などの屋根素材を撤去し、新たな素材を利用して屋根を作り直すことがあります。 基本的な考え方は、使用可能期間が延長したり、固定資産の価値を高める支出は資本的支出になり、原状回復とみなされるものは修繕費になりますが、この判断がとても難しいのです。
206.参照URL 他人の建物に対する造作の耐用年数 建物の内部造作物(耐用年数取扱通達1-2-3) 他人の建物に対する造作の耐用年数(耐用年数取扱通達1-1-3) 過去の記事• 一方で、• モルタル塗装をタイル張りに変更• まずは、外壁のひび割れや剥がれを補修するための外壁塗装です。
法人名義で外壁塗装を依頼した時に会計上どの様に処理すれば良いのか迷った経験ありませんか?資産なのか、修繕費なのか勘定科目に迷ったと思います。
その際利用する勘定科目は建物として処理することが一般的ですが、現在利用している建物と明確に区分するために建物附属設備という科目を利用することもあります。
21-2. 例えば、修繕費として計上した場合のメリットは施工を行った年度内に経費全額を計上出来るので、一時的ではありますが節税効果を期待出来ます。
ですから、迷った場合は税理士に相談してもよいですね。
しかし、経費を増やすということはお金を使うわけですから、結局手元からお金が出ていくことになります。 もっと大きなものであれば、外壁の塗装や、屋上防水などです。
16資本的支出になる場合は、耐用年数にしたがって減価償却する必要があります。
勘定科目次第で追加融資にまで話が及びますので決して侮れませんね。
資本的支出か修繕費かということについては、こちらのフローチャートも参考にしてみてください。
また銀行によっては減価償却費を「お金の支出のない経費」と見てくれる場合もありますが、お金の支出が伴うと思われている"修繕費"という科目より、"減価償却費"という科目の方が、印象がよくなる可能性もあります。
2013年10月10日 前回のコラムでは、不動産投資の税金のポイントとなる減価償却費について、建物価格を高くするための売主との交渉方法などに触れながらお話しました。 修繕費のメリットとデメリット 修繕費のメリットは、費用を支払った年に一括で計上できることです。 アパートなどの、賃貸物件を所有している人が外壁塗装をすると、かなりの費用がかかります。
勘定科目を建物として資本的支出で計上するメリットとは 資本的支出で計上した場合、事業収益をコントロール出来ます。
外壁の塗り直しにより、40から100まで状態を改善させる=原状回復するのであれば 「維持管理や原状回復のために要した」と言えますから、修繕費です。