もし反回神経が傷ついたために起こっている麻痺なら回復は難しいかもしれません。
手術には、麻痺した声帯にコラーゲンや脂肪を注入してふくらませる方法と、頸部を切開してシリコン板を挿入するか、声帯を動かす軟骨や筋肉を 牽引 けんいん する方法があります。
反回神経麻痺 手術後の声帯(反回神経)麻痺経過 【手術後の声の嗄れ、その3、反回神経麻痺 手術後の声帯(反回神経)麻痺経過】 ここでは主に一度手術後にマヒになった後のことを書いておきます。
反回神経は左右で走行が違っており、左側は頚部から降りてきて大動脈弓をくぐった後、上行して声帯に達します。 反回神経は、首から一旦胸部へ下ってから上方の喉頭に行くため、反回神経と呼ばれています。
2そのため、障害がこの反回神経が通るいずれかの箇所で起きると、反回神経麻痺の原因になります。
左の神経経路のほうが圧迫を 受けやすいのでしょう。
両側麻痺で声帯が閉じた位置で固定されてしまうと声が出せないどころか、呼吸もできず気管内挿管(気管切開)が必要となります。 みぐるみはがされて、宮沢賢治先生の 「注文の多い料理店」なら、美味しく喰われます。
11この後はこの先生が主治医になりました。
また、それらの手術に伴う偶発症の場合もあります。
それでも声門閉鎖不全が改善しない場合、手術を考えます。 反回神経麻痺であると診断されると、次のような検査でこの原因を調査することが大切です。 但し、最も多い原因は特発性(原因の特定できないもの。
8反回神経が腫瘍などと絡んでいてやむを得ず切断された場合でなければ、3ヶ月位は声帯の運動が戻って来るのを期待して待ちます。
8ヶ月というのは少し長いように思います。
反回神経麻痺の原因 反回神経麻痺の原因としては、次のようなものが挙げられます。 筋電図は、麻痺の程度や回復の見込みを判断するうえでも極めて有用です。 これは、手術をしている際に、神経の周りを操作したり、神経を切断したりすることによって起きます。
17全身麻酔で挿管のとき神経経路が圧迫され(圧迫です、切断でないのです 反回神経 の一時的なマヒになりやすいのは事実です。
おそらく病院では原因がみつかるまでは、メチコバールなどの神経の修復を促す薬を処方されるくらいでしょう。
かぜなどのウイルスが原因の場合が多いですが、脳から出た反回神経が喉頭に至るまでの経路のどこに原因となる障害があるのかを調べます。 両側性麻痺の場合には、両側声帯が正中のやや外側で動かなくなるため、声門が狭く、呼吸困難がおこるので、気管切開が必要な場合が多い。
反回神経麻痺になった経験のある方、どのくらいの期間で症状がよくなったのか教えて下さい。
図1 反回神経 反回神経が麻痺をすると、声帯の動きが悪くなるため、声がかすれる(嗄声)、咳が弱くなる(咳は声帯を使います)などの症状が出ます(図2)。
最終的に原因不明、特発性のままで、治った理由も不明(笑) この2016年に至っても、まだまだ人間のことってわからないこといっぱいなんですよ。 加えて、 麻酔時の挿管や手術の侵襲によって「反回神経麻痺」が生じると、さらに誤嚥しやすくなります。
たとえば私も耳鼻科で外科などの先生から『 手術後の嗄声、つまり声が嗄れてるのが数週間治らない』と紹介を受けて声帯を見る と左(が多い)反回神経のマヒがある人を稀に見ます。
だいぶ声の調子がいい日もでてきています。
なるべく声を出すようにして生活してみてね。
そう、これが忘れもしない7月のある日、これから約4カ月にわたって付き合っていく、声のかすれと咳き込みの症状との馴れ初めでした。